さっそく答えがニュースになっている

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食料不足と温度はそれぞれ独立した2つの原因

昨日のエントリーはこちら。

食料不足が原因で冬眠しないという話と、温度を理由にして冬眠をしないという話の原因に優劣があるのだろうかという疑問を述べていたのだが、早速その説明があった。説明によるとそこには原因の優劣なんてものは存在せずに単純に2つの独立した原因となっているようだ。

当然といえば当然のような気もするが、なぜ私も優劣があると考えたのかを改めて思い返してみた。私が勝手に考えた優劣というのは、まずは食料不足問題があり、その後温度の問題があることによって問題がより複雑になるものだと思っていたが、特にそういう説明があったわけではない。

食料不足の中でも冬眠のために食料を確保ができる強い(有能な)個体と食料を確保することができない弱い(有能ではない)個体がいて、そこに温度問題が重なり強く有能な個体が冬眠に入らないため弱い個体に食料が回らないという状態が出来上がっているのかと思っていた。

今日のニュースではそれが否定されるわけではないのだが、いずれにしても冬眠に入らないことによりより多くのクマが人里に下りてくる可能性が高くなるという理屈は理解できる。

マイナス4度の壁

ヒグマとツキノワグマが同じなのかどうかは不明だがマイナス4度に行かないと冬眠しないと言われると、関東圏に出没しているクマはそもそも冬眠できるのだろうか?と素朴な疑問がでたりもするが、生息域から考えるにヒグマはマイナス4度で、きっとツキノワグマはもっと暖かい温度でも冬眠できると考えるのが良いのかもしれない。またはこれまでツキノワグマが生息している山奥であれば温度はマイナス4度に到達できるのかもしれない。

いずれにしても十分な食料とマイナス4度圏の気温がクマの冬眠には必要なのだとすれば、来年も以降もずっとこのクマの被害や問題は発生し続ける可能性が高いのだろう。地球温暖化の波は変わらず現在進行形で進んでいるわけで、突然、暖冬ではなくなると考える方が不自然だ。

ただ、そう考えればやはりなおさら先日のエントリーでも述べているように共生できるかどうかの距離感は重要になってくる。

そして、その距離感を考えた時、やはり私には現状維持のままでクマとの共生を考えることは難しいと思うのである。残念ではあるが、間引き・頭数削減を行いながらより共生を可能にする程度まで数を減らした後に初めて共生の道を模索すべきであって、今手を打たなければ間引きをしていくことも難しくなる。それはすなわち共生そのものも不可能にするということに他ならないのだと考えている。

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