結局、理由は不明か複数か

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分かった気にならず本気で行動を変えよう

石川県のクマの人身被害。今年12月だけでクマ目撃情報が過去最多15件となっていた石川県で6年ぶりの人身被害となってしまった。

町内では外出禁止になっていたのに外出しているところで遭遇となっているので、何とも状況が判断しにくい部分ではある。これが「たぶん大丈夫」との考えから外出をしてしまっているとしたらそれはそれで現状認識を改めて、クマとの遭遇リスクを高く持つ必要があるのだろう。

そもそも今年の被害は例年と比較しても何倍、何十倍となってしまっているので我々人間側の危機管理上、危機認識が追い付いていない人がいることは間違いないだろう。そう考えると、やはりどれだけ危険で、どれだけ慎重に行動をしていく必要があるのかという点を周知徹底しないと、うかつな行動から命の危険にさらされる可能性があることをクマ出没地域の人達は理解する必要がありそうだ。

いや…東京に住んでいる私に言われなくとも、現地の人々ははるかにそのあたりに敏感に日々生活しているのは間違いないのだろう。ただ、やはり人間、頭で理解することと実際の行動変革には大きな乖離があるのは否めないわけで、そういった意味で、現地の人達は本気の最上級の警戒をしてもらいたいと思う。

ところで、このニュースでは、熊の出没の理由は暖冬をあげていた。他のニュースでは食料不足を指摘しているケースも多い。複合的な原因があると捉えるべきなのであろうが、「餌不足=十分に脂肪を蓄えられていない」から冬眠しない、という話と「暖冬だから冬眠をしない」という話は結構バッティングしてしまう要素が大きいのではないかとも思うし、連鎖する状況もあるのだとしたら結構大きな問題でもあるが、そういう話は出てきていないのでどう解釈をすればよいかは個人的にはよくわからない。

ただ既に冬眠できるくらいに脂肪を蓄えられているクマは、つまり食べ物を獲得する上での縄張り争いに飼っている強い個体でろう。逆に、餌不足を理由に冬眠ができないクマというのは縄張り争いに勝てないが故に餌を得ることができない弱い個体と推測できる。

で、ここにさらに「暖冬だから冬眠しない」がのっかってくると、強い個体も冬眠をしないということになるわけで、その結果、弱い個体は結局食料を得る機会もつくないままで、強い個体も、弱い個体も人里に下りてくる…みたいな話になっているのだとしたら、事態は思っている以上に深刻なのではないかと危惧する。

もっと勉強になるニュースに触れて情報収集をしたいと思うのだが、なかなか表面的なニュースが多く、ニュースソースというのは昨今はこういうものだと割り切って、自分から欲しい情報を積極的に獲得しにいくしかないのだろうか。

世知辛い世の中になったと嘆くべきか。自ら動くものだけが真の情報にたどり着ける群雄割拠の時代となったと喜ぶべきなのか。いずれしても、世間一般の認識をより高めるにはソーシャルメディアを含めたメディアの情報がより洗練されたものとなってくれると嬉しのだが…。

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