タイの猿

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観光資源だから大切なのか?

タイで「サルの街」として有名なロッブリーのニュースがあった。この街では 人よりもサルの数が多く見られ、衛生的な問題も大きな課題にはなっているようだが、観光誘致に一役買っているため街にとっては非常に大切な観光資源となっているとのこと。

動物倫理的には、この状況は是となるのだろうか?私の知見ではまだ説明は出来そうにない。

生体販売のための無秩序な繁殖を行われるわけではないし、動物園のように野生の環境とは比較にならないほどの劣悪で窮屈な場所に閉じ込められているわけでもないが、これはこれで動物の正しい姿とは到底言えない形での生存をしているようにも思わなくもない。

環境資源という言葉を直近ではルーマニアのヒグマのニュースでも見た。

ルーマニアではヒグマが観光資源のため、国として駆除を禁止して共生の道を選んだという。

あれは良くて、これはダメ。私は良くてあなたはダメ。あれは差別でこれは差別じゃない。そんな感じのあらゆる微妙な線引きを至る所で行った結果、何が正しくて何が正しくないのかをはっきりと区別できる人がどんどん減ってきてしまっている昨今では、皆もう誰にも何にも興味を持たないという選択をとってしまっている場合もあるのかもしれない。

ただ…私は、知りたいと思う気持ちを大切にしたいと思う。それがたとえ間違っている情報であったり知識であったり認識であったりしても、知りたいと思っている限りは、自分の考えが絶対だという極地には到達しないと信じる。そして皆がそういう考えになれるのであれば、多くの問題は必ず解決の糸口を見つけることができるはずだと、クッソ青臭いけど信じたい。

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