慣れてしまい人を恐れなくなった
キョンについては以前にも投稿したことがある。
内容が重複しているようではあるが、少し期間をおいても改めてニュースで取り扱っている当たり、千葉県南部の方では特に問題意識が高い表れだろう。
鹿と同様に、キョンは狂犬病やマダニの感染リスクがあるので、ニュースにあるように家の庭に住み着いたという状況は非常に好ましいとは言えないはずだ。
狂犬病の方は日本には確認できる限りは長い期間入ってきていないので大丈夫としても、マダニなどはキョンが移動する草木にも付着し、結果的には犬や猫が同じ場所を通ることによって家庭に連れてくることになるわけだ。
野菜や果物の被害から、環境省は既に特定外来生物に指定しているが、その数は近年は爆発的に個体数を増やしている。また人里に降りてくるようになってから久しいため、キョンの方が人間に対する警戒心を失っており随分と人間の生活圏そのもので行動をしている状況であるが、人間側としては決して警戒心を緩めることなく、絶対に触れてはいけないという教育等を地域の方で行っていく必要があるのだろう。
アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長「エサが不足したために民家まで下りてくることによって、人間に対する恐怖心も失ったということです。町中でキョンと出くわした場合は、決して触れないことをおすすめします。なぜならば、狂犬病など感染症のリスクもありますし、マダニなどの感染リスクもあるからです」
熊もずいぶんと人間に慣れてきてしまっているというが、人間を襲う状況がある。よくわからないが、熊がとことん人間に慣れてしまった場合、逆に襲わなくなったりしないのだろうか?
もし農作物や果物の被害だけでおさまり、人間への被害は少ないという状況にすることができるのであれば共存の可能性を模索することもできるような気もする。
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