素人が参加してもどうにもならない不動産競売
先日、入札をした茨城県土浦市本郷の不動産競売の結果が出た。失敗である。
勉強不足も甚だしかったようだ。確かに完全なノリで本の一冊も読まないままなんとなく参加し、なんとなく落札が出来る期待を膨らませていた自分自身を引っ叩きたい気分だ。
評価額118万円。私が記入した入札額も118万円。
で、実際の落札金額は303万円だったそうだ。当然と言えば当然なのだが、やはりその土地の正確な適正価格を理解した上でちょうど良い金額を入札できないと難しいようだ。またいつか競売に参加する機会があれば今回の経験を生かして、もう少し勉強した上で参加してみたいと思う。
競売物件は、税金未納や何かしらの理由により支払う必要がある相手に対する未払いが理由となって差し押さえられて現金化を目的として売られているものとなり、一般的な不動産売買よりも問題があるケースが見受けられる。
例えば、今回のケースでいうと住居として使われていた建物と別に廃墟寸前の建築物が敷地内にあった上に、その建物の所有者が不明であった。この場合、仮に取得出来ていたとしてもその未登記建物を取り壊すのは権利上の問題が発生するようで、解体業者も依頼を受けてもらえないケースもある。
全ての状況については入札前に確認できる書類にまとめられており問題点を知らぬままに購入するリスクはないと言える。が、その問題があるからどうなるのか?という点に言及はない。そこが素人が手を出すべきではないと言われる所以なのだろう。
私の場合は仕事上でお世話になっている弁護士に事前に相談した上でその他状況も含めリスク許容範囲に収まると判断した上での入札であった。
さらに今回の競売を機に一つ学んだ点がある。
この物件は建物が2階建だった。そのため建物を動物保護シェルターにセルフリフォームする際にどのような注意点があるか調べてみたが、平家よりも難易度は格段に上がるそうだ。躯体のコンディションによって、という面ももちろんあるようだが私自身が動物保護シェルターに活用する場合には平家の方が相性は良いと確信した。
さて、また0からになってしまったが新たな物件を探し求めて前進あるのみだ。
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