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冬眠は必須のものではないらしい
私自身の知識不足と不勉強だったのだが、冬眠をする生き物というのは生活のサイクルとして「冬眠」が組み込まれているものだと勝手に思い込んでいたのだが、そうではなかったようだ。
眠らぬクマ “冬眠前”脅威の食欲明らかに 畑に相次ぎ出没…400kg巨大ヒグマも【スーパーJチャンネル】(2023…
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ニュースによると、食べ物が手に入る限り熊は冬眠をしない、という。つまりこれは、冬場は熊にとっての食料がなくなり入手も困難になるから、冬眠をして木の実などが実る暖かい季節まで生きながらえているだけであって、冬場であったも食べ物があるのが分かっているならばわざわざ冬眠などしないということになるわけだ。
この事実と、昨今の熊の人里への出没、食害、熊の数等々を組み合わせて考えると、冬眠せずとも人里に降りてきて市街地や住宅などを襲えば食料にありつけると学んだ熊は冬眠をしなくなるという点に帰結することになる。
農家にとってはこの上ないリスクになるし、結果的には人里に降りてくれば食料があると学んだ熊は軒並み駆除するしかなくなってしまう状況に行きつくことは想像に容易い。
出没件数 | 人身被害 | 食害 | |
去年 | 293 | 1 | 17 |
今年 | 916 | 10 | 204 |
熊の出没件数、人身被害、ブドウやキャベツ等の果物・野菜の食害に去年との比較を表にする上記のようになる。この数の推移を少ないと捉える人はいないだろうが、どれほど現地の関係者たちが危機感を感じ、対策を打っているのか?をニュースソースからだけでは感じることが出来ないのは残念なことである。
現地の人達は当然のように危機感を持って可能な限りの対策を打ち出しているはずだとするならば、メディア側の発信の仕方がそう感じさせるのか、そもそも「そう感じる」のが私自身の主観なだけなのかもわからないところであるが、いずれにしてもクマ出没地域における最適解が早期に見つかることを切に願う。
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