子熊の周りに母熊あり

子熊の周りに母熊あり
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子熊を守る母熊は非常に危険

11月6日の今日は、新潟県新発田市で子グマが2頭掛かったわなを見に行った男性が熊に襲われる事件が起きた。私はこのニュースをペットバレーに向かう車のラジオで聞きながら、今日も時事ニュースを更新しなきゃなぁ…という別の意味でブルーになっていたわけだが、それはいいとして、これは親熊が襲った可能性を指摘されていた。

専門家は、今回の被害は「親子グマの本能」が引き起こしたと指摘していた。子を守ろうとする親の本能という意味だろうが、本能だろうが煩悩だろうがあまり関係はなく、人々の生命を脅かす危険な生物が大繁殖をしている状況だということだろう。

動物研究家のパンク町田さんが動画の中で「(おりに入った)子グマがおびえていた。人がそばに近付くことでさらにおびえる。母グマは強い防衛行動に出る。本能的に。それで襲ったということ」と言っていたわけだが、今年に入ってからの熊の行動というのは、子供の有無にかかわらず人を襲っているわけで、「子熊を守る親熊」という何かしらの同情を誘うような物言いには違和感を覚える。

ただしながら、熊がが親子でいる時は特に危険だということはしっかりと理解をしなければならないようで、子熊が単独で歩いているように見えても母熊は実は100メートル、300メートル離れた所に潜んでいる確率が高いそうだ。母熊を目視できなくても、子熊の周辺には母熊が必ずいると考えて、子熊の写真を撮る等の行為は絶対にやめた方がが良いそうだ。

「野生の子熊がいるからってわざわざ近づいて写真なんかとるわけねーだろ」と私の頭の中で一瞬考えが浮かんだが、別の事件等で目の前で刃物で刺されている人がいても周囲のたくさんの人が助けに入るわけでもなくスマホで動画撮影をするのが今の世の中だというニュースも見たばかりなので、上記のような感がも「いや、やりかねないな…」と考えも瞬時に180度変わってしまった。

札幌市西区山の手の熊

札幌市の西区山の手は、開発がしっかりと進んでいる札幌市の端っこの方にある場所で山岳地帯と面している地域だ。東京で言えば八王子の端の方、奥多摩とかの地域に似ているのだが、この住宅地で防犯カメラにクマ3頭の姿が映っていた。

北海道の方は、あまり深夜に外を出歩くようなことはないのだろうか…暗い夜道でいきなり熊と遭遇などしようものなら、心臓飛び出るくらい恐怖を感じるだろう。

いくらなんでも熊関連のニュースが多すぎる。もうこれは、熊との共生とか言ってはいられないくらいの危機感が必要な事態なのか、それとも現地の人達としてはまだまだ現在の対策で十分と思っているのかは、私はよくわからないのだが熊が出没する地域にはいない私としては、非常に心配な事柄の一つである。

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