熊被害過去最高をさらに更新
長野県大町市の住宅で2頭の熊が11月1日に撮影されていたようだが、3日の本日はこの同じ地区で50代の男性が熊に襲われたようだ。
今年は異常と言われている熊被害ではあるが、全国的にはさらにその被害の数を増やしている。これまでで最も被害が多かったのが2020年の158人だったが、今年はすでにその数を上回り10月末時点でも180人の被害が報告されている。
神出鬼没となっている熊だが、3日の被害は新潟県長岡市でも発生している。
新潟県長岡市の畑で作業をしていた60代の女性がクマに襲われたが、何よりも不安を感じるのは近所の住民の声だろう。「(クマの)姿は見たことない。この住宅街はあまり出てこなかった。びっくりしましたね」ということなので、単純に数が増えた等の問題ではなくこれまで出没しなかった場所に熊が出没するようになっているというのは明らかなようだ。
次は広島県三次市の果樹園。
ここでは猪用の罠に熊がかかってしまったのは広島県三次市。上記の地図からわかるように少し左の方にはソーシャルメディアにもよく出てくる石丸市長率いる安芸高田市がある地域だ。
ここのコメントにも新潟県長岡市のコメントと似たようなものがあった。「私も実際に野生のクマを見るのは初めてだった。よく出るというのは聞くが実際に見たことなかった」…日本大丈夫だろうか?
熊対策に犬「ベアドッグ」
動物研究家のパンク町田氏曰く「犬は人間からすると犬だが、熊からすると狼」とのことだ。いい得て妙だが、確かにそういう側面もあるのかもしれない。今では天敵がいない熊だが、昔は狼が熊の天敵だったと聞く。小さい小型犬では難しいだろうが、大型犬であれば確かに熊に対して勇敢に立ち向かってくれるのかもしれない。もはや完全に『銀牙 -流れ星 銀-』の世界ではないか。
冗談はさておき、12年間にわたり熊の人的被害ゼロの地域が軽井沢だそうだ。NPO法人ピッキオが熊対策のための特殊な訓練を受けた「ベアドッグ」を活用して熊を人里から遠ざける取組を成功させているとのこと。
活用できる手法はすべて活用しつつも、個体数が多い状態での共存状態は難しいと考えているので、熊の頭数を減らしつつ、同時に共存していく形を模索していくのが望ましいのではないだろうか。
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