事故があったのは10月30日夜のようだが、北海道にて列車とクマが衝突する事故があった。乗客は7時間余り車内に閉じ込められたようだが、その理由は熊の死亡が確認できなかったため、ということ。
人間であれば仮に命が助かっていたとしても明らかに列車と衝突していれば、身動きをとることすら難しいような状態だと思うのだが、熊ともなると列車との衝突であっても死んでいるのかどうか、万が一に下車した場合には熊に襲われる可能性も加味して7時間も列車の中で待機を余儀なくされる程度には「元気な可能性がある」ということなのだろう…何とも恐ろしい話だが、人間とは明らかに違う生物だということを改めて感じる次第である。
地図で見る限りは、JR根室線の野花南駅と富良野駅の間は完全なる山岳地帯を電車で通っている感じのように見える。
私の中で「富良野」と聞くと、キャプテン翼に出てくるイーグルショットの松山君と雪崩攻撃。もっと雪山的なイメージを勝手に持っていたが、やはり山と言えば山なので雪が降ったら雪山だらけになって、雪崩も起きる…ということか。まぁ、それはいいとしよう。
JR北海道によると、列車と熊の衝突事故は、この3年間は年間40件を超えているという状況のようで、頭を悩ませていると…頭は悩ませてはいるが現実的に防ぐ方法はないということなのだろう。
熊を線路に侵入しないように、といった大規模な対策は費用対効果が見込めないという話になりそうだし、動物愛護的な話以前の問題として年間40件を超す事故は何かしらの手を打たないといけない水準は優に超えているようにも勝手に感じるのだがどうなのだろうか。
頭数制限をしようにも狩猟者の数が足りない&狩猟者の命も決して安全ではないという話だろうから、やはり抜本的な対策を練る必要性は極めて高いといえそうだ。
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