公益財団法人ヒューマニン財団

保護犬訓練プログラム
目次

GMaCプログラムプログラムとは

GMaCプログラムという素晴らしいプログラムがあり公益財団法人ヒューマニン財団という法人が行っている。少年院に入院している少年が、飼い主のいない保護犬たちを訓練するという、日本で初めての動物を介在した矯正教育プログラム。

事業内容は:

  1. 保護犬・猫の保護・飼養・トレーニング、セカンドオーナー(里親)への譲渡・貸与・アフターフォロー
  2. 高齢者・障がい者などスペシャルニーズに対応するヒューマニンペッツ(犬・猫)育成
  3. 保護犬を活用した教育・福祉・医療分野における動物介在活動
  4. 動物愛護福祉、ペット犬の適正飼養の教育・啓発活動
  5. ペットとの共生社会の発展のための調査研究

と記載がある通り、なるほどまさしく公益性の塊のような内容だ。代表理事の公益財団法人日本盲導犬協会前専務理事の経歴を見ると、特別トレーニングを経て特殊技能を習得した動物を人間のフォローやサポートに活用するという軸がコアな部分。

そのような特殊技能を習得する動物というのは本来は幼少期から専用の生涯を歩むものなのだろうが、人間にポジティブな影響を与える要素を抽出し、保護犬や保護猫の領域から訓練対象となる動物を選出してくることが重要な要素なのだろう。

  • 社会復帰に支援が必要な人間のフォロー(その人がそのまま里親になって場合も多そうだ)
  • 動物のトレーニング(里親探しにも重要であり、また必須でもある)

人間と動物双方にとって利益がある、とても美しい形だと思う。

ドキュメンタリー番組でもその話題が取り上げられていた。

もちろん感動話の様になってしまっている部分も多々あるが、その取り組みの主旨は理解できるしこんな感じの取り組みもいつかペットバレーを通じてやれるようになったらいいなと純粋に感じた。他方で、パッとでの素人が簡単にプラグラムを作り上げ刑務所と協業していくようなことはできるわけもなく、より実現可能な形を模索する必要はあるのだろう。

プログラム内容もさることながら、私個人的には公益財団法人という形がうらやましいと感じた。

ペットバレーは、基本的に寄付や人の善意のみに頼ることなく保護動物シェルターを運営・維持することを目標にしているため、公益財団法人のように税制メリットを提供できる寄付を募る(その他の魅力的なサービスやプログラムや提供し、その方面で寄付を募る)といった手法が取れることがうらやましいと感じる理由だとは思う。

もちろん単純に税制的な話のみならず、公益財団法人というのは社会的意義の高さや、まさしく公益性の高さが事業そのものに求められるものであり敷居は高い。その分、寄付を募る場合には信頼感が高くより集めやすいというメリットもあるだろう。

また、理事や役員に名を連ねている人達をみるに、多くの協力や賛同が得られているという点もやはりうらやましいと思う理由に違いないと思う。どのような内容であれ、自分がやりたいと思うこと、前に進めたいと思うこと、社会に変化をもたらしたいと思うことについて仲間がいて、仲間と共に苦労や悩みをを共有しながら進めていけるというのはあるべき姿だろうし、周りの協力なくして社会に必要な何かなんて作ることはできないだろう。

今度、機会を作って見学に行ってみたい。

ここまで自分で書いていて結局、私も募金を募りたいという思いがあるのではないか?という根本的な問いが自分の中で消化できていないことに気が付いたが、いまいち明確な答えが見いだせていない。募金を募るか否か、募金を募れるほどの公益性があるのかどうか、逆に一般法人として行うことに何のこだわりや目的やメリットがあるのか、等々いずれにしても、自分の中でも整理できていないことそれ自体は認識している。これらについては、継続的にペットバレーにとってより良い形を常に模索していく所存である。きれいごとのみならず、これらのことをわざわざ記載する理由は、自分の考えの変化や想いの変化が今後起こっていった際に、私自身も何を考え、どう行動しているかがわかるようにするためだ。

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