「Dr.有希の猫エッセイ」 食事の悩み1

日頃、猫の食餌や与え方、フード選びについて様々な質問を受けます。色々なパターンがあり、色々な性格の子がいて、体格や体重すべてが違います。ですから、食餌についての正解を見つけるのはいつもとても難しく感じています。
その中でもなかなか解決できない事があります。

その1

2匹以上の飼育で、お互いに別の子のフードを食べるという癖。ほぼ同じ年齢でほぼ体格も同じ、食べているフードも同じであるにもかかわらず、相手のごはんが気になる!まさにウチの猫の話ですが、食事の途中に猫が入れ替わり、相手のお皿のごはんを食べるという 不思議な現象。食べ始めから相手のごはんを気にして、横目でチラリと見ては気になり、最終的に気になり過ぎて相手のごはん皿に手をつっこんだり、顔をつっこんで奪う。「う〜ん。やっぱり相方のごはんの方が美味しい〜♡」と満足顔。全くもってフードの種類も量も同じです。なんていやしい子なんでしょうねえ。「隣の芝生は青い」のでしょうか。解決策は人間が、食事中見張るしかありません。

その2

しゃべりながら食べる。「うまっ、うまっ」と美味しくって声がもれちゃう子と、独り占めしたくて「ウゥー、ムシャムシャ、 ウゥー、ムシャムシャ」と食べるパターン。前者の美味しくてうれしくて食べている子は見ていて可愛らしい姿ですが、後者の独り占めタイプは可愛くないですね。外猫出身だったり、食べ盛りの子猫によく見られますが、食欲旺盛であるのと誰かに取られやしないかとウゥーウゥー怒りながら食べています。人間にいつどんな時もごはんを与えてもらえる事がわかってくるとウゥーウゥーとは言わなくなると思います。

離乳期の子猫や食欲旺盛な子猫は、兄弟との生存競争もありますから、いかに早くがっつり食べるかが大事になってきます。すでに生まれた時からおっぱいの取り合いのわけですが、一番よく出るおっぱいはいつも生命力あふれる子猫が陣取っています。食事の時は、食欲旺盛猫が兄弟猫の頭を抑え込んで自分だけフードに顔をうずめて食べています。なんて はしたない下品な子!人間の子供だったら、分けあって食べようねとお母さんに言われるところです。

食事の悩みはつきません。毎日の事ですし、どの動物も食べる事で体を作っているのですから、たくさん悩んでベストな方法を見つけ出しましょう。

「食事の悩み」 は次回も続きます。