猫を飼う前に

飼うにあたっての心構えと注意点

昨今の猫ブーム、29年に行われた「全国犬猫飼育実態調査」では猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を抜いたそうです。また、SNSやテレビでも可愛い猫の映像が良く取り上げられ、猫を飼ってみたい!という方も増えているのではないでしょう?

ただ、ブームには時として危険がつきもの。可愛いだけでは飼えないのが生き物です。これから猫を飼う、飼ってみたいという方に、心構えや注意点などをお話ししたいと思います。

猫を飼うということ

「お金がかかる」
よく猫ブームの理由のひとつに、お金がかからないからと書かれていますがそんなことはありません。確かに猫はトリミングなどの費用はあまり必要ありませんが、フードやおやつ、おもちゃ、そして医療費とやはりお金はかかるものです。

「散歩はしなくていいの?」
猫は犬のように散歩に連れ出す必要はありませんが、運動は必要です。運動不足は肥満の原因にもなりますし、ストレスも溜まります。おもちゃで遊んであげて体を動かしてあげたり、キャットタワーなど段差を昇り降りする運動が出来るようにしてあげましょう。

「部屋が汚れる」
猫は綺麗好きな動物ですが、毛も落ちますし排泄物など動物を飼っている以上、臭いはあります。また、猫は病気以外でも良く吐きます。毛玉を吐いたり、フードを一気に食べた時の吐き戻しだったり・・・。具合が悪いわけではないならいいやくらいの度量が必要になります。

「家具や内装に実害が出る」
猫といえば爪とぎ。これは猫の性質上必要な行為(爪の維持・マーキング・気分転換など)です。飼い主側が壁紙の保護シートを貼ったり、置く家具を考えるなど工夫が必要になります。

どんな病気になるの?

猫も病気になると前述しましたが、ではどんな病気が多いのでしょうか。猫の年齢、飼育環境(完全室内飼いか外飼いか)、猫の種類でも変わります。

子猫の時期に特に多いのは下痢と結膜炎です。結膜炎はいわゆる「猫風邪」の症状のひとつで他にくしゃみ・鼻水などが見られます。これらの原因となるウイルスはワクチンを接種することで症状を抑えることが出来ます。猫は環境の変化に敏感で、家に迎え入れたばかりだと慣れるまでは強いストレスを感じ、免疫力が低下します。体力の無い子猫では風邪や下痢でも命を落とす危険があるので注意が必要です。また、下痢は寄生虫が原因の場合があります。先住の猫に感染する危険もあるので、新しく子猫を迎え入れた場合は便検査も含め動物病院で健康チェックを受けましょう。

成猫の場合、尿路結石や膀胱炎、老猫では慢性腎不全など泌尿器に関する病気が比較的多いようです。

猫のいる生活

猫に限らず、動物を飼うという事はお金もかかりますし、色々と今までとは違う制限がかかります。それでも猫のいる生活は喜びと癒しに満ちていると思っています。

これから猫を飼おうという貴方が、素敵な猫と出会い、楽しい生活が送れますように。